日能研の公開模試「全国公開模試」の2024年の日程・難易度・過去問・模試の種類と違いなどについてまとめました。
Contents
日能研の公開模試(全国公開模試)の特徴(難易度など)
日能研が主催する公開模試である「全国公開模試」は、首都圏の三大模試・四大模試の一つです。1979年から実施されていますが、これまでに「日能研公開模試」「全国中学入試センター模擬試験(通称:センター模試)」「全国公開模試」と名称が変わってきました。
日能研は早くからIT化に力を入れてきた塾として有名ですが、全国公開模試にも、そのような日能研の強みがいかされています。模試の後に配布される成績資料の「弱点分野について」「併願校」などに関するアドバイスや分析は、他模試より数段階先を行ったシステムを構築しています。尚、6年生の模試の結果は(一部を除き)翌日には「会員用Webサイト(マイページ)」で閲覧できます。
日能研全国公開模試の問題の難易度的は「難しすぎず」「簡単すぎず」となっており、「上位・難関校以外は考えていない」「中堅以下の中学校しか考えていない」という人以外のすべての人にお薦めできる模試です。
普段SAPIXなどに通われていて塾主催の模試の難易度が高すぎて、「中堅校以下の合格可能性がいまいちわからない」などの場合は、日能研全国公開模試の受験はお薦めできます。
逆に日能研生で「御三家合格レベルの学力がある生徒さん」「御三家を第一志望にされている生徒さん」については、SAPIXの公開模試などもあわせて受験されると良いと思います。
日能研の全国公開模試の種類・違い・学年と時期など
日能研が実施している模試には様々な名称のものがあり、(特に塾外生にとっては)非常に分かりにくくなっています。日能研の模試の種類・違い・学年と時期などをまとめました。
日能研の模試には「志望校の合格可能性の判定」が「出るもの」と「出ないもの」があります。(合格判定が出ない模試でもR4(合格可能性80%)の偏差値表からおおよその合格可能性が分かる模試もあります)
実力判定テスト(小4~小6の4月まで)
志望校判定のテストではありませんが偏差値が出ますので、R4偏差値表(合格可能性80%ライン)と比較して自分のいるポジションを知ることができます。
PRE合格判定テスト(小5の12月)
中学入試を1年後に控えた小学5年生が受ける模試です。志望校を登録し、1年後の受験をシミュレーションするテストです。志望順位1~8の8校の志望校を選んで合格可能性を知ることができます。PRE合格判定成績表には、現在の偏差値での合格可能性と1年後の目標偏差値「期待値」での合格可能性が表記されます。
志望校選定テスト(小6の5月・6月)
地域や偏差値データから合格ラインの学校を日程別に探せるテストです。安全圏の中学校・合格ラインギリギリの中学校・努力すれば狙える学校を入試日程別に見れますので、併願校を含めた志望校選定に活用できます。
志望校判定テスト(小6の6月)
志望校の合格可能性の判定がでる模試です。8校まで志望校を選ぶことができます。6年生の6月1回だけ実施される模試です。(夏期講習期間の)7・8月を挟んで9月からの「合格判定テスト」に繋がっていきます。
合格判定テスト(小6の9月~12月)
日能研の公開模試のメインのテストで、志望校の合格可能性の判定がでます。2学期以降の6年生で数回だけ受験される場合は、こちらの模試(合格判定テスト)をお薦めします。受験日程が重ならない8校(A判定登録校)と他4校(B判定登録校)を選ぶことができます。又、同じ志望校を志願している人の併願校の傾向を知ることができます。中学校や大学の会場でも受けられますので、実際の入試の雰囲気で受験することができます。
合格力実践テスト(小6の9月~12月)
志望校の合格可能性の判定がでない模試です。志望校を1校選択することで、志望校の入試頻出分野における自身の正答率などを確認できます。試験問題は、記述に特化した「難関」と、「総合」から選択できます。
合格力完成テスト・ファイナル256(小6の12月~1月)
志望校の合格可能性の判定がでない模試です。志望校を選ぶことで、256通りの組み合わせから志望校にあったパターンで受けるテストです。志望校の頻出分野について出来ていないところをつぶしていくテストとなります。12月以降に全3回実施されます。全3回で志望校の全分野を網羅しますので、本番直前のためし受験として活用できます。
2024年の日能研の模試の日程
2024年度(2024年2月~2025年1月)の日能研の模試の日程を種類・学年別にまとめました。
実力判定テスト(小4)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
実力判定テスト(小5)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
PRE合格判定テスト(小5)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
実力判定テスト(小6)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
志望校選定テスト(小6)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
志望校判定テスト(小6)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
合格判定テスト(小6)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
合格力実践テスト(小6)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
ファイナル256(小6)
2024年の模試の日程は未定です。決まりましたらこちらに掲載します。
外部会場について
日能研の公開模試は、日能研の各教室以外に「外部会場」と呼ばれている中学や高校などでも受験することができます。毎回、模試ごとで会場は違いますが、海城中学校・巣鴨中学校・芝中学校・東邦大学付属東邦中学校・浅野中学校・品川女子学院中等部・豊島岡女子学園中学校などがこれまでの模試会場として使われています。
お子様の志望校が公開模試の「外部会場」になっている場合は、「試験会場慣れ」ができる数少ない機会となりますので、是非ご活用下さい。
日能研の公開模試の申し込み方法・支払い方法
日能研生以外の方(外部生)が模試を受験する場合、保護者の方が公式WEBサイト・日能研の各教室・フリーダイヤルのいずれかで申し込むことになります。支払い方法は、コンビニ払い・郵便局からの振込・クレジットカードから選ぶことができます。
日能研の公開模試の過去問は?
日能研の公開模試の過去問を求める声はネットなどでもよく目にしますが、書店などで公式に販売されている「過去問集」はありません。メルカリで日能研の公開模試の過去問が多数販売されていますが、かなり高額ですのでお薦めできません。
日能研の無料テスト「全国テスト」とは、全国公開模試との違い
日能研が行っている公開模試は「全国公開模試」以外に「全国テスト」というものがあります。「全国テスト」は「これから塾に通う生徒さん」「塾に通うか迷っている生徒さん」を主に対象にしたテストで、日能研の入塾テストの役割も兼ねています。
「全国テスト」の難易度は「学校レベル+α」程度となっています。日能研としては生徒さん獲得の機会でもありますので、試験は無料で受けることができます。ただし、志望校の合否判定資料などはありません。ちなみに過去問は公式サイトで公開されていますので、日能研への入塾を考えられている方は事前に確認された方がよいでしょう。
以上、「日能研の公開模試の2024年日程・難易度・過去問・違いなど」でした。日能研は公開模試の種類が多いため、「どの模試を受ければ良いのか分からない」という方は、上記の一覧を見て参考にして頂ければ幸いです。